自己紹介/研究紹介

自己紹介

横山 貴志

1985年生まれ、北海道で一番小さな村・音威子府(おといねっぷ)村出身。

 

昔から“つくる”ことが好きで、旭川工業高校(電気科)から、札幌国際大(観光学)、宮城大学大学院(事業構想学)と学ぶなかで、フィールドワークでの経験から、地域を“つくる(プロジェクトデザイン)”ことに面白さを感じ、地元村役場に就職。

 

行政での地域振興・まちづくり・広報業務のほか、住民有志グループでのまちづくり試行、歴史的建造物の保存利活用と、公私での地域活動を展開。

 

2024年4月からは、北海道科学大学に拠点を移し、引き続き地域活動を継続中。

 

趣味は、旅行、音楽(ジャズビッグバンド)、なにかを企てること。

研究内容

テーマは「地域資源の保存と活用」と「地域協働」、「事業構想(プロジェクトデザイン)」

 

地域にはさまざまな資源があり、自然や風景をはじめ、人々が暮らしてきた歩みを物語る歴史的なもの、そこに居る「人」そのものも含まれます。

 

地域をよりよくしていこうと行動を起こすときには、いま存在する「地域資源」への理解が重要だと考えます。

 

例えば北海道では、明治期以降の産業遺産をはじめとする歴史的資源が多くあり、それぞれの地域の盛衰の歴史を示す、唯一の地域資源でもあります。これらの資源を単に「利用・消耗」し観光振興を図るのではなく、資源の【本質的価値の保存】を第一にし、後世へと受け継ぐ視点が必要だと考えます。

 

存在するさまざまな「地域資源」は、いま生きる私たちだけのものではありません。より良い地域づくり・まちづくりを目指す上での地域資源の在り方を、「地域資源の保存と活用」「事業構想(プロジェクトデザイン)」の視点から研究と実践を行っています。

小さな村からの視点

「地方、小さな村には、なにもないのか?」という問いから、研究と実践を重ねてきました。

 

地元・音威子府(おといねっぷ)村は、人口約600人程の北海道で一番人口の少ない自治体です。

 

田舎といえば「なにもない」「不便」、「消滅する街」「暗いイメージ」等々、ネガティブな印象が先行します。実際に、商店の廃業、公共交通の利便性低下、担い手不足などの課題があることも現実です。

 

しかし、実際に地方現場で直面し乗り越えてきた問題は、むしろこれからの社会全体に迫りくる問題であり、地方は【地域課題の先進事例地】であると考えます。

 

地方を中心としてきた研究・実践活動から【小さな村・田舎でやれるんだから、ほかの街で出来ないわけがない】という視点、さらには【過疎地域から学ぶ】ことから、今後も研究と実践を積み重ねていきます。



これまでの業務実績、研究に関する詳細は「researchmap」をご覧ください。